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高麗人参は乾燥させると栄養価がアップする

高麗人参は収穫後、さまざまな加工工程を通して私たちの食卓に並んだり、漢方薬などに使われているわけですが、加工方法によって栄養価が天と地ほど変わってきます。一般的に収穫されたばかりの生の高麗人参は水参と呼ばれます。水参は水分を多く含んでおり、料理などにそのまま使ってもみずみずしく食べやすい状態の高麗人参です。高麗人参料理として有名なサムゲタンも水参を使っており、韓国の家庭料理では天ぷらなどにも使われるようです。しかし漢方薬にしたり、サプリメント、粉末状にするには水参のままでは使えません。そこで高麗人参を加工するわけですが、加工の仕方によって白参と呼ばれる種類になったり、紅参という種類になったりします。比較的安い栄養ドリンクなどの原料に使われたり、安いサプリメント、漢方薬に含まれているのは、この内、白参と呼ばれる種類になるのですが、大変栄養価が低いです。というのも白参は加工の過程で皮を剥ぎ、天日干ししたり、熱風をあてて乾燥させるわけですが、その際に多くの栄養価が失われます。高麗人参に限らず、植物はその皮と皮付近の実に豊富な栄養が含まれており、皮を剥ぐことで栄養価がグッとダウンしてしまうわけです。しかし加工が楽で日持ちがし、比較的安価であるため、韓国では白参の需要は高いです。そのため多くの高麗人参は水参にされるか、白参にされて市場に出回ります。最も高価で栄養価も高いのは紅参というわけですが、紅参は水参の中でも6年根と呼ばれる、長い間かけて育てられた種類の高麗人参を皮つきのまま、手間暇かけて乾燥させ、赤く色づくのを待ちます。この手間暇が味噌で、じっくり時間をかけて乾燥させた紅参はサポニンを始めとして、ビタミンやミネラルなどの成分の含有量が格段に上がるというわけです。さらに皮つきですし、ひげの部分にも栄養価がたっぷりです。加工を終えた紅参はそのままエキスを抽出して、サプリにしたり、ドリンク剤に配合されます。また砕いて粉末状にしたり、そのままの状態で市場に出回るわけですが、手間暇がかかっているため、高値で取引されるわけです。